自由、多くの人が好きな言葉の一つですね。

しかし、自由とは何か、考える機会は少ないです。

自分は自由だと思いますか?

それとも、不自由だと思っていますか?

先日カインドスペースタイムが主催している『マイシップ』では自由をテーマにワークショップを行いました。

ワークショップ「マイシップ」
内容の一部を無料公開

その内容の一部を今回無料でお届けします。

ワークショップでは冒頭3つの切り口から自由について考えるとお伝えし、そこから約1時間お話しをしました。

1.私たちはどう自由なのか?

2.私たちはどう自由ではないのか?

3.私たちはどう自由になれるのか?

宜しければ、こちらの動画をご覧ください。(18分41秒)

 

ここから下の文章は動画の内容と重複します。

どう自由なのか?
人類の歴史は自由獲得の歴史

「どう自由なのか?」を考えるとき、人類史を振り返ってみることが役に立ちます。

人類はこれまで自由を獲得するために戦ってきました。

それを象徴するのが自由の女神です。

自由の女神といえばニューヨークのリバティーアイランドにある自由の女神像が有名です。

アメリカ合衆国の独立100周年を記念してフランスから送られたものです。

そのアメリカ合衆国の独立は二つの意味で新しい時代と自由を象徴していました。

1.国が植民地の地位から脱却し、覇権国家から自由になる
2.民主主義を確立し、国家権力から民が自由になる

それまでの世界は、国家も人も、主従関係が基本でした。
縦の束縛です。(縦の自由と横の自由を後述)
それが打ち砕かれたのです。

これは人類にとって非常に画期的なことでした。

そしてアメリカ合衆国の独立後、
世界各地で国家の独立と民主主義の確立が始まっていったのです。

そして、現在の日本も民主主義を採用しています。
日本の自由を、憲法から確認してみましょう。

精神的自由
思想・良心の自由
信教の自由
学問の自由
集会の自由
結社の自由
表現の自由
経済的自由
居住移転の自由
職業選択の自由
外国移住・国籍離脱の自由
人身の自由
奴隷的拘束・苦役からの自由
令状なき不当な勾留など、正当な法的手続を踏まない不当な拘束からの自由
勾留拘束に当たっての法定手続の保障

(日本国憲法が保障している自由権 by Wiki)

沢山の『自由』がありますね。

私たちの多くはこの憲法が制定されてから生まれ

これらの自由が『少なくとも名目的には』保障されている時代しか経験していません。

しかし、これらの自由は私たちの数世代前の時代には全く考えられなかったことです。

皆さんは、これらの自由を理解し、感謝し、楽しんでいるでしょうか?

 

そして、私たちがこれらの自由を獲得していく過程、
つまり独立運動や民主化には、重要な背景がありました。

その一つは、物質的な豊かさです。
物質的な豊かさは大切です。

もし、食べるものがなければ、もし快適な住まいがなければ、もし安全な社会がなければ、私たちは命を優先するために自ら『自由を放棄』したり縦の関係を維持する場面があるしょうし、社会が自由を制限するのも受け入れざるを得なくなります。

逆に、物質的に豊かだと、考える時間も増え、快適に生きることを目指して行動を起こしやすくなります。

私たちの自由は先祖・先輩が努力して物質的に豊かな社会を築きつつ獲得した自由なのです。

もう一つは、情報の豊かさです。
一般人が本を読めるようになったのは近代のことです。

物質的な豊かさに後押しされて、聖書や経典から始まり様々な良書が出回るようになりました。そして、書物が人々に選択肢があることを教え、そして書物が自由を獲得する方法や勇気を人々に与えたのです。

憲法上で民主主義が確立した後も、その流れは続いています。

例えば、文明の利器は自由の味方です。

洗濯機はただの白い箱ではありません。
洗濯というのは、手でやると大変な時間がかかります。
その洗濯にかかる時間を解放してくれた、自由の味方なのです。

また、インターネットの普及により情報の豊かさは更に激増しており、
その流れは増々速まりつつあります。

皆さん自身のご両親、祖父母の時代と比べても

今、自由が増え続けていることを感じられると思います。

これは先祖・先輩が努力して、人類として勝ち取ってきた自由です。
この自由をしっかり受け取り、それを守って行きたいですね。

そして、自由獲得の歴史はまだ終わっていません。

どう自由でないのか?
出来るようになったら嬉しいこと、やめられたえら嬉しいこと

今あなたが考える『どう自由でないのか』はこれからの人生にとってとても大切なことを示しています。

その不自由さを嘆いていても
まだ経験していない自由に憧れていても

いずれにしても、あなたはその自由を手に入れることになります。

嘆いたり、憧れたりすることが、その自由を獲得する始まりです。

ちょうど私たちの先祖や先輩がもがきながら人類として自由を獲得していったように、あなたもご自身の人生でその自由を獲得していくのです。

自由を獲得するスピードは速くなってます。

私たちは一生を通して、出来ることを増やしていきます。

そこで大切なのは、出来るようになりたい、自由になりたい、という気持ちを持ち続けることです。

自分には無理、とか、年齢と共に出来なくなる、というのは不利な考えかたです。

出来るようになる人は、出来るようになるまで続けているだけです。

また、年齢と共に出来ることが増え、興味が変わってきます。それが本来の姿です。

世間一般の思い込みを採用せずに、ご自分の出来る、を増やしていきましょう。

それには『出来るようになる』がどれほど感動的な喜びをもたらすかその感覚を心に持っていることです。

動画では耳の不自由な方が初めて音を聞く感動の瞬間をご紹介しています。

そうです、私たちは『出来るようになる』を人生の中で繰り替えしてきました。

少なくとも、子供の頃はその連続だったはずです。

このような感動を忘れずに、次の『出来るようになる』に挑戦しつづけることが大切なのです。

 

次に、『まだ知らない自由』について考えましょう。

サーカスの象のお話しです。

良く語られるお話しなのでご存知の方も多いと思います。

elephant

サーカスの象は小さい時から鎖に繋がれ、厳しく躾けられます。

動物使いの命令に従い、サーカスでパフォーマンスをするためです。

鎖につながれたり躾によって自由が奪われた状態は習慣となり、象は不自由と感じなくなります。

成長した象は人間の何百倍ものチカラがあり、動物使いの命令を拒否し鎖を振り払って逃げることもできます。

でも、試しもしません。

そこにある自由の存在に気が付かないのです。

    存在することに気付いていない自由は、誰にもあります。

    どうしたら良いのでしょうか?

    どう自由になれるのか?
    パンドラの箱を開けてみる

    実はこころの中にあるモヤモヤや葛藤そしてもちろん希望は、これから獲得していく自由を指し示すことが多いのです。

    それに気が付いてパンドラの箱を更に開くかどうかは、自分の選択です。

    しかし、自分が自由を獲得すると、他の人(つまり人類)に自由への道を指し示すことができます。

    この自由を得るプロセスに正解はありません。

    どんな自由を
    どんな方法で
    どんな順番で獲得するのか

    人によって違うでしょう。

    大切なことは、自ら希望を閉ざさないことです。
    それをすると、自由獲得は遅くなります。

    ここでいくつか、自由になるプロセスへの想像を膨らめましょう。

    caterpillar

    葉っぱをむしゃむしゃ食べている青虫が、いつしか食べれなくなり動けなくなります。

    自分のカラダの変調に戸惑うはずです。

    でもそれは次の変貌への備えなのです。

    青虫がさなぎになり蝶になるように、私たちにも今は想像できないような変貌が待っています。

    私たちが何かの壁にぶつかったりするのも、これに似ています。

    古い姿に固執しないで、新しい発展が始まる兆しだと思って変貌を自ら迎え入れましょう。

    swimmer and astrono

    水中では水の抵抗で中々前に進めません。

    でも、その抵抗力があるからこそ水をかいて前にするむことができます。

    その抵抗がない宇宙では、手足をバタバタさせても一行に前進できないのです。

    私たちが肉体を持って地上で経験していることは、様々な抵抗にあうからより早く成長できるという特別な訓練期間なのです。

    gull

    どう自由になるのか?

    その最大の秘密は想像力にあります。

    サーカスの象は自由に動きまわることを想像できなくなったため、鎖を引きちぎれないのです。

    私たち一人一人に、そして全人類に、どんな変貌がまっているか、それはどんな自由をもたらしてくれるのか、想像することが第一歩です。

    そして、もし何かにモヤモヤや心の葛藤を感じていたなら、それも自由が訪れる前兆だと考えたらよいでしょう。

    まったく可能性がないなら、ただそれを受け入れているはずです。

     

    ここで、私たちが直面している自由へのチャレンジ、のお知らせです。

    前にお伝えしたように、私たちは縦の束縛から名目的には解放されています。

    しかし、横の束縛はどうでしょうか?

    縦の束縛から名目的に開放されていても、束縛が恋しいという人はいます。

    また、横の関係に束縛を感じたり、横の関係に束縛を強要してしまうことがあります。

    もう少し具体的に言いましょう。

    あなたは、人の自由を喜べますか?

    人による、とか
    どんな自由かによる、とか
    迷惑がかからなければいい、とか
    責任を取れるならいい、とか

    そんな返事が返って来そうです。

    costume

    そうかもしれません。

    しかし、人の自由を喜べないと、
    自分自身が窮屈になり自由を感じられなくなることも、また事実です。

    横からの束縛という幻想を自分自身がつくってしまうからです。

    これは具体的に話しをすると、とても感情的になりやすい点でもあります。

    とても大きなテーマですが、今回は深く触れませんので

    ただ、人の自由を喜ぶことが、横の自由を増やしていくコツだと覚えておいてください。

    自由の語源は仏教

    自由は『自らに由る』と書きその語源は仏教用語だそうです。

    それは普段私たちが使っている自由という言葉と少しニュアンスが違うかもしれません。

    でも、今回お話ししたことは少しこの語源に近いですね。

    まとめ

    最後に大切なポイントだけ繰り返します。

    1.私たちは人類が努力して灯してくれた縦の自由の炎に照らされている

    2.私たちはその自由の灯を歓び更に大きくして次世代に渡せる

    3.モヤモヤや葛藤は、将来獲得できるであろう自由の前兆

    4.モヤモヤや葛藤を、想像力によって憧れに転換する

    5.抵抗があるからこそ、力ずよく前進できる

    6.人の自由を喜ぶと、横の自由が手に入る

    以上です。

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